に投稿

全日本男子バスケのW杯2023八正道と振り返り

2023年8月26日にヨーロッパのチームに歴史的勝利した全日本男子バスケのW杯2023八正道と振り返りを、9マスノートでわたしなりにいたします。

八正道とは、2400年前にお釈迦さまが悟りを開いたときに、弟子たちに説いた苦集滅道の智恵の「道」に当たるところです。苦集滅道を今で言うと”問題解決”です。”道”の部分は”解決策”です。八正道は、お釈迦さまの問題「生きることは苦しいことだ」の解決策です。八正道は9マスで綺麗に説明できます。また、振り返りも9マスノートで行うと、起こった出来事を深く考えることができ、さらに新しいでアイデアや閃きがありおすすめです。

では、9マスノートを使って、全日本男子バスケのW杯2023八正道と振り返りを、わたしなりにいたします。まずは、八正道から。日本男子バスケチームの目標「アジア1位・パリ五輪」を達成するための解決策は、「日本男子バスケのスタンダードを作る」ことです。9マスのまん中に「全日本男子バスケスタンダード」と書きます。まわりのマスに実施するコトを書きます。マスが8ケあるので、8ケ書きます。一つ目のマスは「役割を明確に」、二つ目から「DF(ディフェンス)」「スピード」「3pt」「猛練習」「データ重視」「自分を信じるマインドセット」「人間関係」としました。ホーバス・ジャパンはこの策を実施して、今回の成果を手に入れました。本当に素晴らしいことです。

次に振り返りをします。まん中のマスに「全日本男子バスケのW杯2023」と書きます。9マス全体を見ながらどんな出来事があったのか、思い出していきます。頭に浮かんだことを言葉にして文字にして言語化して1マス1フレーズで書きます。1マス書いたらまた9マス全体を見て、空いているマスを埋めて行きます。マスは8マスあるので、8ケ振り返ることができます。これは、9マスの空いているマスを埋めたくなる人間誰もが持っている能力を利用しています。

わたしが思い浮かんだ振り返りは、「日本男子バスケのスタンダードが出来た」「3勝2敗」「自信が持てた」「アジア1位」「経験した」「2024年パリ五輪出場」「更にレベルアップ」「新しい目標」です。

そこで、もし新しい目標を立てるとき、9マスノートを使ってくれたら、こんなにうれしいことはありません。目標を立てるとき9マスノートを使うと、深く考えることができる、全体は一目でわかる、項目の関連性がわかる、アイデア、気づき、発見、閃きがどんどん出てきます。ホーバス・ジャパンのみなさま、わたしはいつでもサポートする準備はできています。

ホーバス・ジャパンのみなさま、感動をありがとうございました。これからも応援いたします。(中島正雄)

に投稿

全日本男子バスケの苦集滅道(問題解決)

全日本男子バスケチームのみなさま、協会のみなさま、ファン、スポンサーのみなさん、沖縄バスケのみなさま、W杯3勝2敗、アジア1位、そして、2024パリ五輪出場決定、おめでとうございます。みなさん、見事に目標を達成されました。夢を実現しました。とても素晴らしいです。

今回の全日本男子バスケW杯を9マスノートの「問題解決」のフレームワークを使って振り返ってみます。問題解決のフレームワークはお釈迦さまが説いた「苦集滅道」の智恵を使います。これが9マスノートと非常に相性がいいです。問題解決をして意思決定することは、わたしたちの日常生活の中で、毎日起こることです。そこに9マスノートを使うのがおすすめです。

9マスノートの問題解決フレームワークは、まん中のマスに「問題」を書きます。まん中下のマスは「現状」、まん中左のマスは現状の「原因」、まん中上は「理想」、まん中右は問題の「解決策」を書きます。マスに書いては眺めを繰り返し、現状→原因→理想のマスを埋めて行きます。そして、解決策を導き出し考えます。この方法を使うとアイデアや閃きが頭に浮かびやすく、早く、深く、考えることができます。空いているマスもメモに使って考えます。

ではわたくし独自に全日本男子バスケW杯を振り返ります。
まん中のマスは「全日本男子バスケ」と書きました。まん中下の現状は「Bリーグ」、まん中左の原因は「経験不足」、まん中上の理想は「アジア1位」、まん中右の解決策は「日本バスケのスタンダード」と書きました。

日本男子バスケの現状は「Bリーグ」です。どうしてBリーグが出来たかというと、2020年東京オリンピック開催が決まった2014年に、日本男子バスケはFIBA(国際バスケットボール連盟)から国際大会に参加できないという制裁を受けていました。その原因の一つは国内に日本リーグとbjリーグの2つがあることでした。この問題を解決するために「Bリーグ」が発足しました。この機会に古くからあるしがらみを捨て、初代会長にはサッカーJリーグを作った川淵三郎さんが、全日本チームを担当する技術委員長に東野智弥さんが就任しました。(わたしは、日本バスケ界の今の成果は、この二人にあると思っています)

今のBリーグがあるのは、日本男子バスケのさまざまな経験不足をFIBAに指摘を受けて解決した結果なのです。そのおかげで、日本バスケの経験値も確実に向上しています。男子バスケは、2016年のW杯5敗、東京五輪3敗と国際試合で結果が出ないのに対し、女子バスケは東京五輪で銀メダルを獲得しました。その成果を導き出した原因は東野委員長が招聘したトム・ホーバスHCです。

日本男子バスケは、今回のW杯の目標に「アジア1位」を掲げて臨みました。アジア1位になるということは、最低でも世界ランクで格上のヨーロッパのチームに勝たなくてはいけません。アジア1位になることは、世界で12枠しかないパリ五輪の出場することができます。これが、今回のホーバスHC率いる全日本男子の明確な目標でした。

この目標を達成するために、東野委員長が東京五輪の日本女子バスケの試合を見ていて閃きました。「トム・ホーバスHCを男子のHCにする」。女子バスケのように「日本男子バスケのスタンダード」を作れば、アジア1位の目標を達成できると確信したのだと思います。

トム・ホーバスHCが考えたW杯の目標達成するための解決策は、「強固なディフェンス、切替の速いスピード、3ポイントシュート、データ収集と分析、チーム内で役割を明確にする、そしてなにより、自分のことを信じること」でした。

今回の全日本男子バスケは、この解決策を実行して目標を達成しました。とても素晴らしいです。次回は解決策を深く振り返ってみたいと思います。

(中島正雄)

に投稿

一番難しいのは「待つ」こと

正方形の3×3の9マスは”考える技術”の一つです。9マスを使うと、正方形の美しい図形に自然と頭が反応します。そして、空いているマスに何か埋めたくなります。9マスノートはこの9マスの力を、考える力に応用しています。

9マスの使い方はとても簡単です。紙とペンさえあれば、誰でもで直ぐにできます。まずはじめに、まん中マスに”テーマ”を書きます。テーマとは、目標や夢、解決したい問題、今日の日付など、考えることの”タイトル”です。

まん中のマスに書いたら、9マス全体を眺めます。ここまで、とても簡単ですね。そして、頭の中に浮かんできたことを、言葉にして、文字にして、1マス1フレーズで書きます。9マスで考える技術はこれだけです。9マス全体をジーッと眺めて頭に浮かんで来たことを1マス1フレーズで言語化して書き出します。書いたらまた全体をジーッと眺めて浮かんで来たことを書き出します。全部のマスが埋まるまでこれを繰り返します。9マスは、こうしてまん中に書いたテーマを考えて行きます。

フレーズは、一つ、二つは直ぐに浮かんで来そうですが、三つ、四つとなると直ぐとは行かないかもしれません。まわりのマスは8ケあります。この流れで一番難しいのは「待つ」ことです。頭の中に浮かんで来るのを待つことです。

世の中はスマホの時代になり、なんでも直ぐに手に入れないと気が済まない人が増えています。手元で直ぐに検索して答えを探します。考えるのではなく、探すのです。人間はスマホで便利を手に入れて、自分の頭で考えることをしなくなりました。しかも、もっと速く、もっと良いものと、その欲はどんどんエスカレートして行きます。

9マスはこれとは正反対です。自分の頭を使って考えます。自分の頭に浮かんで来るのを待たなければなりません。いいアイデアはいつ浮かぶのかわかりません。それでも自分を信じて待つのです。人間はスマホを使うようになって、考えることよりも、待つことの方が難しくなっています。

人間は考える葦です。自分の頭を使って考えることが出来るのは人間だけです。そこで提案があります。9マスノートを使って考えてみてください。紙とペンさえあれば誰でも直ぐに出来ます。そして、ぜひ待つことを楽しんでください。自分の頭で考えることは、人生をますます豊にすることができるでしょう。(中島正雄)

に投稿

9マスノートの企業研修テキスト(案)

9マスノートの企業研修を想定してテキストを考えました。
セミナーの時間は3時間として、まずば、9マスノートの説明をします。

■9マスで考える
1.なぜ9マスなのか
・正方形の3×3
・正方形は縦から見ても、横から見ても正方形で美しい
・美しいモノに右脳が反応する
・右脳はこれから先のこと(未来)を考える
・3×3には中心がある
・マスを埋めたくなる

2.考える
・マスを見ていると右脳が働き出し自然と、気づき、発見、閃き、アイデアが浮かぶ
・マスが9ケあるので、9ケ書ける
・速くアイデアが出て、効率よく考えることができる

3.マスに書く
・アイデアの逃げ足は速いので直ぐ紙に書く
・1マス1フレーズで書く
・フレーズは1語か2語の単語。短くシンプルなほどいい。腑に落ちている
・頭の中を言語化して紙に出す
・頭の中にあるコトをコピーでなく紙に移動する
・紙に書き出して、頭の中を空ける

4.眺めて閃きを待つ
・中心がある3×3をジーッと見つめる
・正方形3×3の持つ力を信じて頭に浮かんでくるのを待つ
・閃きはいつ浮かんでくるかわかりません
・自分のことを信じて待つ
・頭の中にあるボーッとしたコトが、紙に書き出され、目に見える明確なモノになる

5.ToDo

6.振り返りに

7.問題解決に

8.アイデア出しに

次にワークです。
15分で作って、15分で発表です。

■ワーク(1)
「9マスで1分間の自己紹介を作ってみよう」
・1マスは22秒で考えます。
・9マスを文章にします。
・1分=400文字。
★発表してください。

ここまでで、45分くらい。
休憩をして残り2時間です。

81マスを使って深く考えます。
まずは説明です。

■81マス
1.展開して深く考える

2.他人をマネしていい

3.同じフレーズのマスがあってもいい

4.完成したら壁に貼って実現するまで毎日見る

いよいよ書いていきます。
■ワーク(2)
「81マスを書いてみよう」
・「目標を達せするには自分はどうすればいいのか」を考えます
・まん中の9マスを書きます
・まん中の9マスを、まわりの9マスに展開します
・81マスをジーッと見て、頭に浮かんだことを空いているマスに書きます
・全てのマスが埋まるまで、81マス全体をジーッと見てマスに書くを繰り返します
★発表してください

セミナーのまとめの話をします。

■9マス思考
1.全体が一目でわかる

2.マス同士の関連性がわかる

3.どこから行動してもいい

4.効率よく、速く実現できる

以上です。
9マスノートの企業研修(集合研修)は、
3時間、自分を見つめ、自問自答して、頭の中にあることを言語化します。
書き出される言葉は全て前向きな言葉です。
会場は、前向きな言葉に包まれて、とてもいい雰囲気になります。
言葉が見つからない人は、仲間の、他の人の言葉をマネすればいいのです。
マネすれば、速くできます。
これが集合研修のいいところです。
自分の中にあるものを全てはき出して、スッキリします。
自分に自信が持てるようになり、他人も認められるようになります。
そして、参加した人たちを一つにします。

チームで一つになって目標に向かおうと思ったとき、
チームで9マスに書き出すのは最適です。(中島正雄)

に投稿

手書きの文字のパワー

返信ハガキの【何でも9マス】は、いろんな9マスがあって、どの9マスも素晴らしかったです。届いた9マスを見て、手書きの文字にパワーがあること。みなさんの中から紡ぎ出された言葉には、言葉は言霊と言われるように魂があり、それを感じます。


目標と目標を達成するための計画が具体的に書かれていて素晴らしい。ぜひ目標に向かう行動をはじめてください。行動している限り、目標が遠ざかることはありません。目標に近づく行動を「努力」といいます。努力と積み重ねることを「ベストを尽くす」といいます。応援しています。


9マスを見つめて、自分と向き合い、頭の中にあることを言葉にして文字にして書き出した様子がわかります。見えないことを見えるようにしました。頭の中にあることを文字にして書き出すことは、一見簡単なことのように思えますが、ものすごいことなのです。9マスに書く前と書いた後では、違う自分に気づいていると思います。


1マス1フレーズ。思いをシンプルな1フレーズに絞り出している感じが素晴らしいです。シンプルで短い言葉(フレーズ)の先には、見えない抱えている困難や苦労があるけれど、それをすでに理解していて、乗り越えようとする強い意思を感じます。見えないことを見えるようにして必ず乗り越えることができます。


日常の何でもないようなことも、こうして9マスに書いて眺めてみると、大変なことをしていると気づきます。9マスをジーッと眺めていると、新しい発見や閃きがあります。紙に文字を書くことは、新しいことを考える第一歩です。


手書きの文字が素晴らしい。文字にパワーがあります。言葉は言霊といい、言葉には魂があり一人歩きをはじめます。黒色の筆で書かれた文字は、書いた方の今まで歩んできた人生が自然と映し出され、力強くも繊細で優しも感じます。素晴らしい9マスです。


まん中のマスにタイトルを書いて、まわりの8マスに展開します。8マスあるから8ケに展開できます。この日本語についての解説ですが、簡潔でなんと収まりのいいことでしょう。もしわたしが次の本を出すとしたら、使わせていただきたいです。

【何でも9マス】を送っていただきありがとうございました。みなさんが書いた手書きの9マスからわたしもパワーをもらっています。(中島正雄)

に投稿

神経型

 マネジメントゲーム(MG)開発者の西順一郎先生は来月で86歳になるといいます。わたしには、もう一回、西先生に会わせたい人が三人います。昨日、そのうちの一人と会うことが実現しました。その一人とは野口純男くん(61)です。野口くんは、わたしの大学時代の二人いる友だちのうちの一人です。野口くんは埼玉県深谷市に住んでいて、思うところあって25年くらい前から東京には出てこなくなりました。あの頃、わたしが西先生のMG、マイツール、ポケコンにのめり込んだもの間違いなく野口くんの勧めがあったからでした。その甲斐あって、わたしの中で西先生から教えてもらったことは、単なるテクニックを超えて、仕事をする上での思想になっています。

 野口くんとも年賀状のやりとりぐらいでした。先日、わたしたちの9マスノートに興味を持ってくれた会社が深谷にありました。深谷を訪問したときに彼に連絡をすると、意外と直ぐに会うことが出来ました。こちらも何十年ぶりの再会にも関わらず、共通の話題、話すことは西先生のMG、マイツール、ポケコンの話です。そこで、わたしが西先生に会わないかと話を持ちかけると、トントン拍子に西先生と会うことが実現しました。

 わたしは、野口くんが久しぶりに西先生と会って何を話すのか楽しみにしていました。それなのに、お互い「久しぶりだね」くらいの会話を交わし程度で話をしません。先生に言わせると、お互い神経型なので側に居るだけでいいらしいのです。肥満型、筋骨型のわたしにはわからないところですが、まあ、そういうものなのかもしれません。

 野口くんはカバンからA3用紙を取り出しました。それは、野口くんが西先生の所に通って熱心に勉強していたときにー倉定の「社長学」を10回読んで81マスのマンダラにまとめたものでした。それを印刷して持って来ていたのです。タイムスタンプを見ると1995年でした。野口くんは「これは今読んでもいいことが書いてある」と言って見せてくれたました。もう一枚ありました。まん中に「中村天風」と書いてある81マスでした。こちらは全てのマスが埋まっていなくて未完成でした。「これはおまえが完成させてくれ」と言って野口くんから渡されました。

 大井町のわたしたちしかいない鰻屋の2階の小さな部屋で、生意気で、無知で、世間知らずで、勢いだけあったころのことを思い出しました。あの大学に行って野口くんと会っていなかったら、西先生も、MGもマイツールもポケコンも、そして、マンダラで考えることも無かったかもしれません。コンピュータリブ社があるのも、M9notesがあるのも、決して偶然ではないのでしょう。そう神経型の二人にはわかっていかのようでした。(中島正雄)

に投稿

「の」の字に書く

青色本『夢を視覚化する・9マスノートで夢が叶う』の21ページに『「の」の字に書く」』という章があります。9マスノートはどこから書くのか、順番に決まりはありません。どこから書いてもいいとなると意外と難しいので、一つ作法を提案しています。それは、まん中のマスから「の」の字を書くように、周りのマスを埋めて行く書き方です。

本にはあえて書いていませんが、9マスは仏教の金剛界マンダラからヒントを得ています。金剛界マンダラには方位があって、下が「東」です。何も考えなければ、東からスタートして、「の」の字を書くように、時計回りにマスを埋めて行くといいです。わたしも長年このやり方です。

先日お邪魔したセミナーで、『どうして「の」の字なのか』について新しい説がありました。時代は江戸時代、徳川家康まで遡ります。家康、秀忠、家光の徳川三代将軍に仕えた僧侶がいます。天台宗の僧侶、天海です。天海は後に「慈眼大師」の追号を授かります。追号を受けたのは5人います。一人目は天台宗の開祖「最澄」で「伝授大師」。いちばんなじみがあるのは空海さんの「弘法大師」ではないでしょうか。ちなみに、日本にマンダラを持って来たのは空海さんです。

江戸時代、天海さんは江戸城(今の皇居)を中心として「の」の字を書くように、渦巻状のお堀を作って江戸の街を「の」の字で発展させました。今の東京です。

『江戸の陰陽師(おんみょうじ)』ー天海のランドスケープデザインー宮元健次氏著の114ページより引用します。

ーーー

1.無限に成長できる
かつて平安京は、当時世界最大の都市である中国の長安を模して、碁盤の目のように歴然とした縦横の道による構成をとったが、この方法では都市をこれ以上成長させることができない。

しかし、「の」の字型に発展させることによって、都市を無限に成長させることができる。

ーーー

徳川家がおよそ250年続いたように、わたしたちの考えも「の」の字に展開すると発展するようです。天台宗と真言宗。最澄と空海。天海と空海。そして、わたしたちは今、東京の「の」の字の中で仕事をしています。実に面白い。

(中島正雄)

に投稿

書くことは新鮮で貴重な時間

先月から、わたしたちが発行している新聞「やさしくデジタル」の中に”返信ハガキ”を同封しました。そのハガキがポツポツと帰って来るようになりました。そのハガキの中に「言いたいこと、知りたいこと、聞きたことなど、どうぞ」というマスがあります。今日は、そこに書かれていたコメントを披露します。素晴らしいです。

ーーー

ほぼ毎日やりたいことを、やらなければならないことを書くとすっきりして、いい感じな一日になります。

ーーー
【中島】
いいですね。頭の中にあることを書き出すことも排泄と表現する人もいます。
わたしは頭の中にあることを紙に書いて外に出す。このとき、コピーでなく頭の中から外に移動します。すると頭の中にその分の空きが出来てスッキリするのではないかと思います。頭の中に空きが出来ると、新しい何かが入ってくると思います。紙に書くことでいい感じになりますね。

ーーー

おかげさまで、この夏は過密なスケジュールでいたが、夏バテせずに乗り切っています。

ーーー
【中島】
いいですね〜素晴らしいです。スケジュールをリストで書くかカレンダーに書くのが一般的ですが、9マスに書いて見ると面白いことに気づくでしょう。9マスに書くと自然とマス同士の関連性を見つけます。また一目で全体を見ることが出来て安心できます。関連性を見つけてスケジュールを楽してこなしてください。

ーーー

今月、初めて、武漢コロナ肺炎の陽性になり、大きなダメージを受け色々と考えさせられました。

ーーー
【中島】
気持ちが沈んでいるときに、返信ハガキを見つけ、手にペンを持って、考えて9マスに書き出したこと、とても勇気があったと思います。さらに、ハガキをポストに投函しました。素晴らしいです。出来ると思っていることと、実際に出来たことは全く違います。9マスに書いたことが、これから動き出すと思います。

ーーー

流れ作業のような毎日を過ごす中で、一つの事を見つめ、考え、書くことは新鮮で貴重な時間でした。

ーーー
【中島】
返信ハガキを見つけ、返信ハガキの9マスに書いていただけたこと、とてもうれしく思います。毎日同じことの繰り返しがいつまで続くのだろうと思うことがあるでしょうね。こんなとき、自分の中にあることを紙に書き出すことで、自分が整うのではないかと思います。紙に書き出すことは、自分を整える方法の一つですね。書くということが新鮮で貴重だと発見できたこと、よかったです。

ーーー

やりたい事、好奇心いっぱいの36歳二人の子持ちワーママです。仕事もあって時間が足りない……9マスノートまだいまいち使いこなせていませんが、やさしくデジタルがとどきのうれしく思っています。

ーーー
【中島】
9マスノートちゃんと使えています。大丈夫です。わたしたちの新聞「やさしくデジタル」を待ってくれていて、とてもうれしいです。今月号も読んでいただける人のことを思って作ってお届けします。ありがとうございます。

(中島正雄)

に投稿

ハガキのパワー

頭の中にあることを、頭の中に溜めておかないで、頭の中から外に出すことは豊に生きる智恵の一つではないでしょうか。頭の中にあることを外に出す方法は、人それぞれあると思います。ピアノを弾いたり、絵を描いたりもその一つでしょう。身近な方法としては、紙にペンで字を書く方法があります。

わたしたちは、毎月だいたい600人の方に新聞『やさしくデジタル』を郵送しています。先月号からその中に「返信ハガキ」を同封していて、そのハガキが一通二通と帰って来るようり、現在16通になります。そのハガキには、その人が書いた文字が書かれています。書かれているモノは全部違います。

そのハガキを見てわたしが思うことは、
このハガキを見つけてくれたこと。
このハガキを見て何か書こうと思ったこと。
何を書こうか自分の頭で考えたこと。
手にペンを持って頭の中にあることを言葉にして文字に書き出したこと。
自分の頭の中に目に見えないコトを文字にして目に見える確かなモノに変えたこと。
自分で自分のことを考えた時間だったこと。
ポストまで行ってハガキを投函したこと。
達成感があったこと。
ハガキを書く前を後では、少し自分に自信が持てたコト。
ハガキの先にハガキを読んでくれる誰か人がいるというコト。

一枚のハガキが、忘れてしまった何かを思い出させてくれます。ハガキは、人が書いて人が運び、人が届けて、人が読む。昔からあるツールだけれど、今、最先端のツールではないでしょうか。

こうして、ハガキに書き出された言葉はどれも素晴らしいので、次回のコラムで披露いたします。

(中島正雄)

に投稿

返信ハガキ「囲碁六段へ」

 郵便局の人が来て、お金と交換で返信ハガキが帰ってきます。超アナログだけれど、もしかすると最先端で、スマホ化で忘れてしまった何かに気づく機会ではなかと考えます。返信ハガキは、えてしてメールやSNSなどでやりとりのない思わぬ人から来ます。75歳・男性からです。わたしの想像の範囲ですが、現役時代だったらとてもお近づき出来なかった方のような気がします。

 9マスのまん中は「囲碁六段へ(現在五段格)」。まん中のマスから「の」の字を書くようにまわりのマスには、「体調管理」脳の働きが体調に左右される。「大会参加」区目大会、他年3回。「指導碁を受ける」年3回。「ネット対局」朝・夜各2局。「精神統一と集中」。「戦い方の勉強」本。「手筋の勉強」本。「ハサミ方の勉強」本。というあり、とても具体的で素晴らしいです。真剣に昇格を考えているということがうかがえます。ハガキサイズの9マスをジーッと見ながら、頭の中にあった策を、目に見える明確な策に変えたことで、実現できる可能性が格段に上がったのではないでしょうか。素晴らしい。

 9マスの下にあるコメント蘭も素晴らしいので引用します。

ーーー

囲碁の世界ではAIは神様になりました。
5〜6年前に世界一の棋士(韓国)に勝ち(圧勝)、プロ世界一は悲観して引退しました。
AIは人間の碁を「ユートピア」にするか、「デストピア」にするか。

ーーー

 今回の新聞『やさしくデジタル』に「AIをはじめました」の記事がありました。返信ハガキは、そのアラートを促してもくれているようにも思いました。わたしは、帰ってきた返信ハガキに、これから人間が豊かに生きる智恵があるような気がして、カバンに入れて何回も読み返しています。

 わたしは9マスノートでわたしたちが忘れた何かを取り戻せるのではないかと思っています。郵便局の人が訪ねてくるのが楽しみの一つになっています。

(中島正雄)