NHKの番組「SONGS」にユーミンが出るというので、もちろん見ました。MCの大泉洋さんの質問に答えたユーミンの言葉が、番組にが終わってからも、わたしの頭の中に居続けています。
大泉洋さんの質問、
「どうしてこんなに名曲を作り続けらたのでしょう」、
ユーミンの答え、
「名曲を作ろうと思っていないのですけど、
作っているときは夢中ですね。
パーソナルなところに掘り進んでいくと、
あるときから急に、一般性を帯びる
という法則を持っています。
みんなにわかるように、
みなさーん!ってやるものよりも、
どんどん、歌の中のパーソナルなこ所に入り入り込んでいくと、
ある、あるとなるのです。
不思議と。」
大変恐縮ですが、このユーミンの答えと、わたちたちが販売している『ノートと手帳』がシンクロしてしまいました。わたしたちも、もっと商品を掘り下げ、研いていけば、いつかは必ず、それをわかってくれる人がいるということを信じてやみません。わたしは、今までも、何度も、心が折れそうなとき、ユーミンの言葉に救われてきました。
電車に乗っていると今度は、雑誌『BRUTUS』がユーミン特集を組んでいます。もしや、引き寄せの法則。もちろんBURUTUSを買いました。ここにもユーミンの素晴らしい言葉がありました。
「日本語と格闘する面白さ」。
日本語の美しさを意識している。やりたいことがわかっているのに言語化できないからこそ面白い。
わたしも日本人でよかった。
この雑誌の中でラジオDJたちがユーミンプレイリストを選んぶコーナーがありました。そこでわたしも。わたしが選んだ曲は「カンナ8号線」です。なんといってもあのイントロです。ジャ、ジャー、ジャジャー、ジャラジャラ。わたしがはじめての買った車は赤いスターレット。どこへ行くにも車。カーステレオのスピーカーを車の後ろにわざと見えるように置いて、音は後ろから聴こえるのがいかしていました。スピーカーからユーミンの「カンナ8号線」のイントロが聴こえてくると、左足でクラッチを踏み、右足はアクセルを一回踏んでエンジンの回転数を上げて、ギヤをトップから3速に入れクラッチを放す。シートからがっつんとケツが押されるような振動が来て、車のトルクが上がり戦闘モードになる感じです。この曲がかかると、自分と車を同期させたくなったのでしょう。
まだまだユーミンから教わることがあって、うれしいです。
中島正雄