新月の日に何か新しいことを始めたかったのです

あと一ヶ月もすれば来年の手帳の販売が始まるというときに、ネットショップから手帳の注文がありました。わたしはお客さまが来年の手帳の間違て注文したのではないかと、お客さまに問い合わせると、お客さまから言われました。その言葉を聞いたとき、新しいことを始めるときに、わたしたちの作った手帳を選んでいただいたのが何よりうれしかったです。わたしたちは、お客さまの気持ちをありがたく受け取りました。

月は、わたしたちの意思決定を左右するのに大きな役割を持っているようです。初代の手帳を買ってくださったお客さまからアドバイスをいただきました。「来年の予定で決まっているものを手帳に書いていたら思い出した事があります。旧暦か、月齢(満月と新月だけでも)絵で示せたらいいなあ……。魚釣りをする人は、満月、新月の前後2日ぐらいを狙って行くと聞いています。魚が活性するのだそうです。交通事故もこの日が多く発生するそうです。人も同じようです。わたしは、大きな仕事の説明、契約は、この日を選びます。役に立つと思いますが来年どうでしょう?」という声です。二代目の手帳から満月、新月をアイコンで入れました。

昨晩は十五夜、中秋の名月。一年の中で最も空が澄みわたる旧暦の8月に、美しく明るい月を眺める行事「お月見」をする日でした。昨晩の月は新月。手帳では白い円「◯」のアイコンが表示されています。満月と新月はスーパームーンと言われ、円い月が最大に見えます。昨日の月も美しく明るい大きな円でした。そういえば、狼男も満月の夜に変身しました。命あるものは、美しく明るい大きな円いモノを見ると何かを思うように、DNAに組み込まれているのかもしれません。そう、新しい自分に変身。

中島正雄