わたしは、受験生の方に、今、このタイミングで、9マスノート『M9notes』を使って、<今の自分の棚卸し>をしてもらいたいと強く思っています。これは9マスノートを作ったときから思っていた、3年越の思いです。
受験は戦いではないけれど、決戦の日まで、つまり試験日まであと1ヶ月くらいの今、そろそろ”ラストスパート”をかけるタイミングではないでしょうか。ラストスパートは、例えば、陸上競技の100メートル、マラソン、水泳などの個人競技で見ることが多く、独りで戦う受験もラストスパートが効くのではないでしょうか。
ラストスパートのタイミングで勝敗が決まります。ラストスパートは計算尽くの事前に準備していた作戦の一つです。力ませに、やみくもに、やけくそにやってはいけません。失速してしまいます。今まで積み重ねて来たことも台無しになってしまいます。
そして、この時期もう一つ心配なことがあります。それは、目に見えない不安な気持ちが大きくなってきているかもしれないことです。この2つの問題を9マスノートを使って一気に解決します。9マスが9ケある81マスを使います。
81マスのどまん中のマスに「決戦の日付」を書きます。そして、「最高の決戦の日を迎えられるように自分は何をすればいいのかを」考えて、思いついたことを1マス1フレーズでマスに書いて行きます。「書いては81マス全体を眺めて」を繰り返して、マスを埋めて行きます。それだけです。
わたしだったら、8ケある9マスのまん中に、それぞれ受験する科目を書いて、その周りのマスに「今までやったコト」「苦手なコト」を書きます。出来ているコトと、苦手なコトを明確にします。ラストスパートは、苦手対策と過去問のチェックに時間を使います。まん中が「健康」の9マスも作ります。決戦の日に健康でなければ、それこそ台無しです。健康の周りのマスは、「うがい・手洗い」「睡眠」「食事」などのフレーズを書きます。
そして、書き上がった81マスの紙をいつも見える所、部屋のドアとか寝床の天井とかに貼ります。そして毎日見ます。
81マスに書き出したことで、書く前にあった不安は少なくなっています。本当です。
そして、紙に書いたことは実現します。これも本当です。
わたしから、受験生の方にもう一つ提案があります。ここから決戦の日まで、9マスノートを1日1ページ使って振り返り(日記)を書くのをおすすめいたします。
どうしておすすめなのかは、つぎの”ひとこと”でお話いたします。
今日はここまで。
中島正雄