4月1日(土)11:30〜13:30と15:30〜17:30の2時間・2コマのワークショップの機会を神戸ナガサワ文具センターさんにいただきました。わたしが考えたのは、受講者に9マスを使って頭の中にある見えないモヤモヤとした夢や想いを、言葉にして文字にして紙に書き出し、目に見える確かな目標にしてもらうことです。そうすることで、受講者の方は、自分は次に何をすればいいのか、次の一歩がわかります。夢に近づく行動を開始するワークショップ。妄想を理想に変えるワークショップ。夢を視覚化するワークショップです。
そんなことを言っても、設定された時間内に、受講者に何か成果物を持って帰っていただきたい。持ってかえるならば夢の山がいい。そこでわたしは思い切って、今回は9マス×9ケの81マスから、半分の9マス×4ケの36マス+まん中5マスの41マスで夢を考えることにしました。夢の山のピラミッドの四角錐も、1つの斜面に9マスで収まりがいいのです。
最初の30分はウォーミングアップ。9マスを使って自己紹介を作ります。A4用紙を横に使って、左に9マス、右に400字のマスがあります。まず9マスを使って自己紹介を考えます。マスには「今までしてきたことは何ですか?」とか「自分のことを数字で説明してください」などの質問が書いてあります。1マス30秒で書きます。だいたい5分で9マスが完成します。次に、10分で左の9マスを見ながら、自己紹介スピーチ用の文章を400字で作ります。そして、1分で自己紹介のスピーチをします。手は第2の脳と言われるように、指先を器用に使ってもらうために、右にある400字のマスは、わざと小さくしてあります。これで、だいぶ頭がほぐれたと思います。
残り90分で夢を視覚化します。これまでの経験で9マス×9ケの81マスで夢を書き出すには時間が足りません。そこで、今回は半分の9マス×4ケ+まん中5マスの41マスで考えることにしました。わたし思い切りました。2回のワークショップで5名の方が体験しましたが、みんな、だいたい1時間で、全てのマスに書くことができました。そして、10分で4つの9マスをピラミッドの4つの斜面に書き写し、夢を立体化することができました。
最後の10分で参加者の方に感想をスピーチしていただきました。日常生活では、たとえ10分でも自分のことを考える時間はなかなか作ることができません。今日は久しぶりに自分のことを考えることができました。自分の頭の中にあることを書き出して、整理することが出来てスッキリしました。頭の中にあったことが手のひらに乗る大きさのピラミッドの山になり、面白かった。とみなさん言われました。わたしも楽しかったです。
参加者の方は、きっと次に自分は何をすればいいのかわかったと思います。
紙に書くことは排泄。紙に書いて忘れる。マスがあるから書ける。言葉は言霊。言葉は一人歩きする。マスに書いたのは夢に近づく行動。夢に近づく行動を努力という。努力を積み重ねることをベストを尽くすという。夢は他人に叶えてもらう。あきらめなければ夢は叶う。
9マスに書くことは考える技術。
今日も、「M9notes」に来てくれてありがとうございます。
ナガサワ文具センターのみなさま、ワークショップを手伝ってくれた、武田如来、小塚恵一さん、ありがとうございました。
中島正雄