命の授業

「命(いのち)」でおなじみの、お笑い芸人ゴルゴ松本さんの「命の授業」の講演に行きました。地元の1200人ほど入るホールは、子どもから大人までほぼ満席でした。ゴルゴさんの命の授業は、日本人、日本語、日本の歴史の話をミックスして、お笑い芸で培った話術とホワイトボードで、2時間一気に話て、会場に居るわたしたちに、元気と勇気を与えてくれました。

ゴルゴさんは「わたしの話は”こじつけ”かもしれませんが、”こじつけ”ることができる日本語って素晴らしいと思うと、人生の豊さが変わってくる」とも教えてくれました。

例えば、「誕生日」。「誕」という字は、言葉を延ばしてお母さんのお腹の中から生まれてきた日と書きます。赤ちゃんは、お母さんのお腹から出た瞬間に「オギャー」と声を出します。産まれたときに出す声を「産声(うぶごえ)」といいます。日本語にはちゃんと言葉があります。赤ちゃんはお母さんのお腹の中に十月十日います。十月十日と書いて「朝」という漢字です。こうして、オギャーと産声を延ばして産まれて来た日「誕生日」は、お母さんが一番頑張った日なのです。すごいよねお母さん。

言葉とは言(こと)と葉(は)と書きます。言はは葉っぱのようになるのです。葉っぱは、枯れてもまた春になれば葉っぱが出てくる。つまり”くり返す”ということです。だからね言葉はすごいんだね〜言葉は命を持っています。

日本人は、食事をするときに箸を使います。食事のときに「いただきます」といいます。これは、命をいただくということです。命をいただくときに使う「箸」は、「橋」なのです。神様と橋渡しの「橋」なのです。

“こじつけ”を単なる”こじつけ”と思うか。これを偶然と思うか必然と思うかに似ている気がします。命とは心のことです。心の中を外に出す、言ったことが「言葉」です。言葉って大事です。日本語を使っていることに誇りを持ちました。ゴルゴ松本さん、教えてくれてありがとうございました。

今日も、「M9notes」に来てくれてありがとうございます。
このコラム本当は2.24のわたしの誕生日の日に書くつもりでした。M9notesに下書していたけれど、そう簡単に林真理子さんのようにはなれないですね。今日から新しい月です。広島でN式9マスノート術の教室をさせていただきます。

中島正雄