メモして忘れる

明日の午前中に、川口に行くことになりました。ならば、ランチはどこに行こうかと考えます。そういえば前回、川口に行ったとき、ランチで隣りの席にいた方が、本当は赤羽駅前にいいうなぎ屋があるけれどランチタイムに間に合わなかったと言っていたのを思い出しました。確か店の名前をM9notesにメモした覚えがあります。

わたしが愛用しているメモ帳はM9notesポケットサイズです。このメモ帳は見開きで31ページあり、1日1見開き使うと1ヶ月で1冊になります。わたしは、使い終わったメモ帳を6冊をいつもカバンの中に入れて持ち歩いています。メモ帳はわたしの頭の外付けハードディスクです。パソコンでいえば、USBメモリやSDカードです。メモ帳6冊ということは、直近6ヶ月分のわたしのアーカイブです。

わたしのメモ術は、書いたら忘れます。書いて覚えるのでなく、書いて忘れます。書いたメモは、頭の中からメモ帳へ移動しています。わたしはこれを考える技術『省脳』の一つだと思っています。手帳を見て、前回、川口に行ったのは2ヶ月ほど前のことでしたので2冊前のメモ帳を”めくって”、赤羽のうなぎ屋を探します。スマホやパソコンで検索するのと違って、ページをめくるスピードは人間の頭で考えるスピードに合っていると思います。検索キーワード以外にも余計なワードが目に入ってしまうと手が止まってしまい、別なことを考えだしたりします。人間の頭は素晴らしい!

ついに見つけました。赤羽のうなぎ屋の店名は、裏表紙の見返しの余白に書いてありました。メモ帳に書いていたから頭から忘れました。今、見て思い出しました。余白がいい仕事をしました。メモ帳は時系列に公私混同で使うのがおすすめです。「メモ帳にメモして忘れる」これは超おすすめです。

今日も、「M9notes」に来てくれてありがとうございます。
今、わたしが使っているメモ帳はM9notesポケットサイズができてから42冊目です。メモ帳を使い始めるとき表紙に連番を書いています。「42」。2ヶ月前ということは「40」の表紙のM9notesを探せばいいのです。このやり方が最高です。

中島正雄